:-moz-placeholderから::-moz-placeholderに
コロンに注目ね。Mozillaはこれまでplaceholder
属性にスタイルをつけるために、:-moz-placeholder
という擬似クラスを使っていたんだけど、Firefox 19からは::-moz-placeholder
という擬似要素になる。
変更した理由については、プレースホルダまわりのバグを修正するにあたってのことらしい。
直接関係ないけど、フォーカス時にもプレースホルダが出るのを止めるためのprefもついた。dom.placeholder.show_on_focusから変更可能。
さて、独自拡張だからなのか、これまでの:-moz-placeholder
を残すわけでもなく::-moz-placeholder
に置き換えられるので、プレースホルダのスタイルをいじってるひとは注意かな。コロンいっこ足すくらいでいいけど、プレースホルダが半透明になってるので、不透明にしたい場合はopacity
を書き足さないといけない。
さて、Mozillaは擬似クラスになった。他はどうか。WebKitはもともと::-webkit-input-placeholder
で、MicrosoftはIE10で:-ms-input-placeholder
という擬似クラスを導入している。ややこしいね。www-styleだと擬似クラスの方に傾いていたような記憶があるけれど、ちゃんと標準化されるんだろうか。