Chrome (dev) のAction box ― Web Intentsでシェアする機能が追加
追記 (2012-09-21): Cr24に見送られたので再び無効にされちゃった。残念…
今日のChrome Dev Channelで、Action boxなるものが有効になった。
- Dev Channel Update
- [chrome] Revision 155146 ― Change enable-action-box flag to disable-action-box, so action box is enabled by default.
ブックマークする「☆」ボタンが薄めの「+」マークに置き換わった。メニューも「≡」っぽくなったし抽象化が激しいね。ESPカードっぽい。
クリックすると “Send this page to your mobile device”, “Bookmark this page”, “Share this page” なんて項目が並んだポップアップが出る。
ブックマークが1クリック遠くなってしまったので、ヘビーブックマーカーにはよろしくないね。
シェアはWeb Intentsのshare intentを利用
さて、「+」なボタンで “Share this page” だからGoogle+の+1ボタンとの融合かと思ってしまうけど、そうじゃない。特定のサービスではなく、Web Intentsのshare intentを利用するChromeアプリを選べるようになっている。“Share this page” を選ぶと、シェアしたいサービスのアプリ一覧が出てくる。
何もインストールしていないとChrome Web Storeにあるshare intentのアプリ一覧が出てくる。アメーバいい位置にいるね。
ダイアログに出てきた選択肢は4つだけど、“Find more services by visiting the Chrome Web Store”っていうリンクがその下にあって、クリックするとChrome Web Storeに飛んで、他のサービスを探せるようになっている。
さて、「シェア」できるものはURLに限らない。画像とかもシェアの対象になるだろう。Share intentが対応するフォーマットにはURLの他に、画像やビデオ、音声が定義されている。
ただ、このChromeの項目については “Share this page” とあるように、ページのURLのみらしい。Chrome Web Storeのリンク先もtext/uri-list
で登録されたアプリのみに限定されている。
さて、今後どうなるか。Web IntentsはregisterProtocolHandler
とかとの統合の話があったり、MozillaのWeb Activitiesの話がその後止まってたり(する気がする)ので、まだまだまだ標準としては遠い印象。でもChromeに限定すると、今回のAction boxもそうだし、拡張/アプリ同士の連携とかにも応用が期待できる。もっと楽しくなりそう。