MozillaがDAP WGに(再)参加
タイトルの通りで、MozillaがDAP WGに(再)参加した。
「(再)」と書いたのは、MozillaがDAP WGに一時期参加していたから。といっても、一つ前のDevice APIs and Policy WGというWG時代の話。Googleと同じように気がついたら抜けていた。
Mozilla Hacksの記事にはat the time we had concerns about some of the work happening in DAP.
ということで懸念があったことが書かれてるけど、どういうものかははっきりしない。ここら辺はMozillaのニュースグループに裏話というかがある。
Since I wasn't directly involved in the group, my memory of the issues that caused us to leave is perhaps a little short on details: my memory was that the issues were both the emphasis on policy aspects that are inappropriate for the Web and other aspects of the API that were either not Web-like or not appropriate for the Web.
当時のDAP WGのcharterにはWebアプリやウィジェットのセキュリティポリシーについてうんぬんする(よく知らない)フレームワークの策定が含まれていて、実際にUse Cases & RequirementsとPolicy Frameworkなんてものが進んでいたらしい。これ関連でなにか懸念があったのかな。
もうひとつは、API仕様がWebライクじゃない、Webに適切じゃないという指摘。ニュースグループのスレッドでもAPIに関する懸念が出ている。
ただそういうコメントも実際に寄せられたんだろうということや、最近のDAP WGで定義してる仕様がブラウザ寄りになってきたから、参加しようと。
Mozillaは去年からOpen Web AppsやB2G絡みでWebAPIというものをGeckoに追加している。このWebAPIの中には連絡先リストや、SMSメッセージング、バッテリー情報とか、モバイルデバイスの情報を読み書きするようなAPIを実装しようとしてる。DAP WGの公開している仕様にも似たようなものがあるんだけど、その関係は去年Mozilla Hacksに投稿されたポストに書かれている。標準化団体はリサーチをするのにいい場所じゃないから、自分たちで実験して磨いてから提案するとか、そういうところ。