Web Intents ― WebアプリやWebサイトのゆるいつながり

そろそろ変な感じにbuzzりそうと思ってるのがWeb Intents。小松さんがいま提案されているAPIについて書かれている。

自分でもまとめとこうと思ってたので、書いてみる。
まとめるって言ったけど、まだあまり分かってなかったりするけれど。 

Web Intentsは、URLとかページとか、画像とかビデオとか、Webで交換されうるデータの種類に対して、「シェアする」「編集する」とか「〇〇する」っていうアクションを登録する。名前やAPIの設計に影響を与えてるのは、もちろんAndroidのIntent。

これが広がると、特定のサービスに依存しないで、Webページやアプリを結びつけられる。

特定のサービスに依存しないというのは、たとえば、ブログによくあるソーシャル系ボタンを考えるとわかりやすいかも。そこにはFacebookのShareボタンにTwitterのTweetボタンがあるけど、Googleの+1ボタンはない。Google+に投稿したかったら、アドレスをコピーして、Google+にアクセスして、張りつけて…とちょっと手間がかかる。

Webページとシェア先のサービス/アプリケーションとの連携が「用意されている」状態だから、こうなってしまう。記事を見た人が使ってるサービスを選べるようにできればいい。「FacebookでShareする」んじゃなくて、「『(使ってるサービス)』でShareする」ってなってると、親近感もちょっとは高まるでしょ。

読む側だけじゃなくて、記事を提供する側も「シェアする」「ブックマークする」っていう、ざっくりしたボタンを用意するだけでいい。新しいサービスが出るたびにボタンを増やしちゃって、ちぐはぐなアイコンがべたべた並ぶなんてこともなくなる。

いろんなWebサービスやアプリがでてきて、そのほんの少しがメジャーになる。
メジャーになると、サブカルチャーやカウンターカルチャーみたく、別のサービスがすこしずつ大きくなっていく。

そういうのが繰り返されると、とてもすべてを追って行けないくらいの数になってしまう。
でも、アプリ同士の連携では、どうしても利用者の大きなサービスに傾きがちになる。その他は「似たようなもの」に埋没してしまう。

そんな密結合をほどいて、間に柔らかいものを置いて、疎結合にする仕組みは、やっぱり求められている。
Web Intentsみたいな仕組みが受け入れられると、単機能、もしくは小粒で、面白くて(ときには馬鹿らしい)Webアプリがもっと増えるんじゃないかなあと。

そういうのWeb的で楽しそうだから、やっぱり今後も注目したいんですよ。

あ、良さげなことばかり書いたけど、そうじゃない部分もあると思ってて、それはまたまとまったら書く。